ネイビー(紺)無地スーツの目的別着こなし
スーツの定番と言えば、そう、ネイビースーツ。就活の時にまず最初の1着として購入した方も多く、誰もが持っているアイテムかと思います。
しかしその紺無地スーツ、その後も上手に着こなしていますか?
あまりに定番すぎて「ちょっと地味すぎるんじゃ?」「あまりにも無難では?」という印象を持っている方も多いです。しかし、日本人の肌色にも合いやすく、定番であるネイビースーツを極めてこそ、スーツをマスターしたと言っても過言ではありません。
そのポイントは、「目的別Vゾーン」と「紺色の選び方」にあります。
華やかなネクタイをまとめる紺色のチカラ
パッと見ただけでかなりインパクトがあるVゾーンの組み合わせです。比較的はっきりしたストライプ柄のシャツに、色のコントラストが強いネクタイ!
ここでは、主張が強いVゾーンを整えてくれる役割を、濃紺ジャケットが果たしてくれています。同じダーク系の色であっても、「紺」は黒」より軽いため、コントラストを強調しすぎず、強い色のVゾーンをまとめてくれます。
現代のウイニングスタイル
ダークネイビースーツ、赤いネクタイ、白いシャツといえば、アメリカ人の「パワータイ」スタイルとして有名ですね。
赤は情熱や闘争心に満ちた色である一方、紺は冷静さ、誠実さを表現し、大統領選挙などで聴衆の心を惹きつけるこの組み合わせは、着る人にパワーを宿します。
とはいえ、あまりに見え見えなパワータイに抵抗がある人のための、現代版にアレンジしたパワータイスタイルをご紹介しましょう。
こちらの写真の組み合わせ方は、ほぼ紺無地(薄くチョークストライプが入ってますが)のジャケット+赤いネクタイ+クレリックシャツのコーディネートです。シャツのストライプとネクタイの柄で、Vゾーンのコントラストが弱まり、「あからさまでない説得力」を実現しています。
クリエイティブな印象を出したい場合
定番のベーシックなネイビースーツでも、「普通」を抜けだし、クリエイティブな印象を演出することが可能です。
襟先に丸みを帯びたラウンドカラーのシャツに、一般的な7.5センチ幅より1センチ細い6.5センチ幅のナローネクタイ(これ以上細いと、ホストっぽく見えてしまいます)。
そして、ラペル(ジャケットの襟部分)が細いスーツです。こちら、ネクタイ幅とジャケット襟幅を合わせてあるのにお気づきでしょうか。
「ラペル幅とネクタイの大剣の幅は合わせる」ということを意識しましょう。
ライトネイビーという選択肢
一般的に、スーツの紺色はダークネイビーを想像しがちです。おそらく、リクルートスーツ用に購入する最初の1着がダークネイビーだったからだと思うのですが、明るいネイビー、ライトネイビーのスーツもあるんです。
色が明るく、ブルーよりのネイビーといったところでしょうか。この着こなしで使用したものは、全体的に細身のデザインのため、身体のシルエットが強調され、色・シルエット共々、とても若々しく凛とした雰囲気が伝わってきます。
鮮やかなネイビーに合わせた、華やかなピンクのネクタイがさらなる爽やかさを演出していて、女性からの好感度アップ間違いなしですね!
Vゾーン作りのヒントは、このサイトでもよく取り上げているので、関連記事やFacebookをチェックしてみてください。
【この記事は、エレカジのパーソナルスタイリスト養成講座卒業生の柏木恵介が書きました!】