ダブルのジャケットの着こなし方
ダブルブレスト、いわゆるダブルのジャケットは、海軍士官の制服が由来で、風が強い海の上で身体をしっかり包むように、風向きに合わせて袷(あわせ)を左右で変えられるようにしたのがもともとだそうです。
日本では、バブル時代にギラギラした中高年男性が来ているイメージがあったんですが、近年はそのイメージも変わってきました。
きっかけは女性ファッション。シングルブレストのジャケットが男社会のビジネスの場で着られる、堅めの印象の服であることに対して、ダブルブレストで女性らしさや、カジュアルっぽさを表現するものとして使われるようになりました。
そんなトレンドを受けて、男性エレガントカジュアルでもダブルブレストをうまく着こなしたいところですが、気をつけていただきたいのがボタンの隠し方。
ダブルのジャケットはシングルよりもボタンの見えている数が多いため、そこにさらにボタンで留めるワイシャツを合わせると、ボタンだらけで散らかった印象になります。
女性ファッションを見ていても、ボタンが隠れるようなブラウスの着こなしをしていることが多いようです。
春の男性ファッションであれば、写真のようにニットを挟むことでボタンを隠し、ダブルプレストでもいい感じになります。
さらに暖かい時期になったら、ニットTシャツを合わせてみるといいですね。