脇汗がすごい
高温多湿の日本の夏、某人気アナウンサーさんでなくても気になるのが「脇汗」ですが・・・
服のコンサルタント森井良行と、エレカジ認定スタイリストの河野恵が、女子目線で男性のどんな姿が「痛い」のか、そして「痛い」と言われないための着こなしについて語ります。
今回のテーマ:脇汗がすごい
だんだんと変色していく服
だんだんと暖かくなってきた6月も半ば。
なかなか男前な30代前半の彼。グレーのシンプルな七分袖のシャツにジーパンと、至ってシンプル。特にオシャレではないものの、顔でカバーできていてステキでした。
ですが、いざ散歩を始めるとワキ汗が・・・。
顔や背中は全く汗をかいているようすもなくさわやかなのに残念すぎます。しかも、しばらく歩くとワキどころか腕の方まで変色してくる始末。
だいたい、自分がワキ汗出るタイプか考えてシャツの色のチョイスをしてほしいです。
(M.Yさん 女性 38歳)
illustration by みやもとゆうこ
どこが「痛い」のか
河野:女子でも脇汗を気にする人ってそれなりにいるんですが、そういう人は服の色に敏感です。グレーはまずいですね。ネイビーとか黒とか濃いめの、濡れても色が変わらないものを選ぶべきですね。
ただ、この彼氏について言えば、初デートの緊張感もあったかも。私はそんなに「痛い」とは思いませんよ。「痛い」かどうかよりは、その汗のせいで清潔感が損なわれてるとか、いろいろ気になってデートに集中できない、みたいなところが残念。
生理現象だからしょうがないんですけど、女子って一度目に入っちゃうと、ずっと気になっちゃうんですよね。
エレカジ流の解決策
森井:色選びの話はその通りで、あとアームホールも気にしてほしいですね。自分で汗をかくことが自覚できているのであれば、半袖服の試着の際に、袖と上腕がピッタリくっつくのか、余裕があるのかみたいなところで、多少は染みこむ汗の量をコントロールできると思います。
汗を抑えるクリームとかスプレーとかもありますが、肌に合うかどうか悩むくらいなら、むしろ女性向けの使い捨ての脇汗パッドを使ってみたほうがいいです。
2022年アップデート
オーバーサイズの着こなしが増えてきて、脇汗を気にしている人にはいい時代になったかもしれません。
たとえばこんな着こなしはいかがでしょう。
オーバーサイズ目のオープンカラーシャツを羽織るスタイルで、アームホールも余裕があって安心です。襟がついている分、Tシャツ単独よりもちゃんとしてる感じが出ますし、これをポロシャツ1枚でこなそうとすると、2022年では若干の窮屈さを感じてしまいます。
本編のエピソードも、「痛い」というより、見た目が気になって困ったという話でしたが、気にならなくする工夫はその時代ごとにいくらでもあります。最新の着こなしをふまえつつ、パーソナルなお悩みにも対応できるのがパーソナルスタイリスト。エレカジの買い物同行で一気に解決してしまいましょう。