30-50代男性のためのパーソナルスタイリスト

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自分のサイズを勘違いして失敗

最終更新日:2016.06.28

ほとんどの男性にとって服のサイズとは「M」とか「L」のことですが、その基準で選んだ服がその人の体型に合っていることはほとんど無いんです。たいていの男性は大きめの服を選びがち・・・。

スタイリスト森井良行と、エレカジのスタイリスト養成講座卒業生の河野恵が、女子目線で男性のどんな姿が「イタい」のか、そして「イタい」と言われないための着こなしについて語ります。


今回のテーマ:「自分のジャストサイズを知らない」

全身ダボダボ・・・

12月あたりに友達とその彼氏(38歳)といっしょにご飯を食べに行きました。

その人はガテン系の仕事をしているのですが、ダボダボしたジーンズに、上もダボダボしたチェックシャツを着ていました。

緑系のチェックシャツはまあ普通に見えますが、穴あきのジーンズはスキニーフィットとかにすればスッキリするのに・・・と思ってしまいました。

M.Yさん 女性 27歳

ガテン系にありがちなダボダボ感

illustration by みやもとゆうこ

 

どこが「痛い」のか

河野:ダボダボ服はもったいないですねー。

森井:うーん、でも男性はダボダボになりがちなんですよね、どうしても。

河野:どこが痛いかというと、女性にとってルーズな服は「部屋着」とか「寝間着」のイメージなんですよね。リラックスして、ダラダラできる服。ということは、人前に出る格好じゃないんですよ。

森井:女のコの部屋で寝間着だったらいいですけどね(*^_^*)

河野:(笑)あと、よれたシャツは清潔感がないですよね。そんなの着て女の子の前に出てくるってどうなのよ、って思います。なんか汚れた部屋に招待された、みたいな。

森井:この二人はもうお互いのことわかってるし、それでいいんでしょうけど、このシチュエーションだと、彼女の友達っていう第三者がいるし、飲食店だから周囲の目ってのもありますよね。

河野:そうなんです。カップルが二人揃って浮いちゃう、残念な状況ですね。

森井:エレカジのクライアントでもよくいらっしゃるんですが、仕事が現場系だったりすると、服はやっぱり作業着なんですよ。動きやすさとか、軽さとか防寒とか機能性が重視されるわけです。

現場では周囲も同じような格好だから別に気にならないし、移動もトラックとかバンとかの車だから、人の視線を気にしないんですよ。

河野:そうですね、電車移動なら多少なりとも周囲を気にしますもんね。

森井:なので、ある程度はしょうがないんですよね。

 

エレカジ流の解決策

森井:ガテン系の人はそれなりに引き締まった身体してることが多いので、ジャストサイズを決めていくとホントにカッコ良くなるんですよ。

河野:彼女の見る目も変わりますよね。

森井:同じ会社の営業さんとか、学生時代の友達で、人の目を意識するような仕事をしてる友達と買い物に行くといいです。サイズに関する事例もひとつ紹介しておきますね。これだけ見た目が変わるんですよ。

長瀬さん[41歳](仮名)のコーディネート事例

 

まさかチャンチャンコ?

30代後半の会社の先輩から、休みの日に食事に誘われた時でした。

待ち合わせの場所に現れた彼は、薄手の冬物のコートを着てきたのですが、それがとても不格好でびっくり。

ぶかぶかで着ぶくれしていいて、なんだかちゃんちゃんこを着ているような感じでした。それを見て帰りたくなってしまいましたが、一応食事だけは付き合いました。

時代を感じるというか、初デートでも普段のデートでもあり得ないですよね。

M.Yさん 女性 31歳

どこが「痛い」のか

河野:「ちゃんちゃんこ」って言葉が出てくることがスゴイですね(^_^;

編集:そうですね(笑)正確にはちゃんちゃんこって、『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎が着てる、あの袖無しの上着なんですけど、要は薄手のコートが余ってぴらぴらしてたって言いたいのかなと推測します。

森井:もしかしたら体型に自信がなくて、上からカバーしたいというような心理もあるかもしれませんね。

河野:結局、初デートの彼女をガッカリさせてしまうレベルだったわけですから、相当ブカブカだったんでしょう。2回目は無かったんだと思いますが、その理由が服だったことを、おそらく彼は知らないんでしょうね。

30歳後半って「時代」云々を言われるような年齢ではないんですが、そう思わせてしまうのがまずいですね。

 

エレカジ流の解決策

森井:冬のコートには、いわゆるオーバーコート、スーツの上から着るようなコートと、ニットの上から直接着るようなコートがあって、それぞれサイズ感が違います。スーツスタイリングを依頼されれば、ジャケットの上から着る前提で、サイズとか丈の長さとかは細かく見て選びます。

エレガントカジュアル・スマートカジュアルで依頼をいただいた場合は、直接着るタイプのコートを選びます。

after

上の事例を見ていただきたいんですけど、こんなふうに、ジャケットに近いフィットで着るんですね。このタイプのコートを、スーツの上から着るみたいなイメージで選んでしまうと失敗します。

このサイトの事例ページを見ていただいて、第三者の視点で見てくれる友達と買い物に行くことで、かなりいい線までいけると思います。冬物に限らず、アウターってそれなりの値段しますので、失敗したくない!という場合はぜひエレカジの買い物同行サービスをご利用ください(^_^)。

 

 

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